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August 29, 2011
漫画と雑誌をスキャン業者でデータ化して捨て、タブレットPCで読む
■一念発起
部屋も片付かないし漫画と雑誌を捨てようって決めたんだよね。でも読み返したくなった時のことが怖い。だからデータ化することに決めたんです。
で、スキャナを買ったのが2年くらい前。オートでスキャンしてpdfは作ってくれるものの、断裁をはじめとしてやっぱりなんだかんだ手間なんです。せっかくスキャナ買ったのに全然進まなかった。しかも「寝転がって読む」ってのが俺の読書スタイルなんですが、pdfを読むならやっぱりパソコンの前に座る必要があって、それもストレスだったんですよね。やっぱりiPad的な機械を買わないと。
そんで一念発起して、「業者に発注して漫画と雑誌をデータ化する」「寝転がって読めるような機械を買う」というふたつを決めたんです。
■スキャン業者に雑誌と漫画を送る
スキャン業者は「Re本」ってところに決めました。
http://www.fba-works.com/scan24/
決め手は「他社じゃ嫌がる雑誌のスキャン、当社は大歓迎です」みたいなことを書いてたこと。俺自身、自分でスキャンする際、雑誌のページ同士が張り付いちゃうのがものすごく難儀だったし、雑誌のスキャンは値段が別って企業も多いんです。「雑誌まかせて」っていうスタンスの表明は、俺にとってもアドバンテージになりました。
で、5月のゴールデンウィークにダンボールに詰めて送って、1ヶ月前後かかるコースを選択。特に急ぎじゃなかったんだけど1ヶ月経っても届かず、メールで問い合わせてみたら「震災関連の影響で遅れている。もう1ヶ月待って欲しい」との返信。その間、サイトもメニューも一新されてしまい、俺の選んだコースはなくなってました。結局pdfでデータ納品されたのは結局7月末。約3ヶ月……まあ、急ぎじゃないわけだし全然かまわないけどもね。
俺は1冊95円のメニューに以下のようなオプションをつけて頼んだんだよね。
・A4サイズ
・24bitカラー
・OCRなし-ファイル名変換なし
・カバースキャンなし
・再スキャン無料(納品後30日以内の再スキャン無料)
そんで50冊で6650円(1冊133円だった)。でも今はメニューが変わって1冊100円が基本コースになり、勝手に以下のサービスがつくみたい。
・A4サイズ
・カラーまたは256階調グレースケール
・OCRあり
・ファイル名変換あり
・カバースキャンあり
・再スキャン無料(納品後30日以内の再スキャン無料)
・Kindle又はReaderのチューニング(余白トリミングなど)
・納期の保証付き(24時間、72時間、5営業日の保証あり)
実際、納品された後ファイル名をちまちま付けていくのはかなり面倒だったので、1冊100円でそういうの全部やってくれるようになったのはかなりの改善だよね。今の方がいい。ただ、俺が待たされてる間に「納期の保障付き」ってサービスが始まったのは若干解せないけど……。まあ、急ぎじゃなかったから全然いいんだけどね……。
■データ納品に使われたGiga File便がいい感じ
データの納品はメールでダウンロードURLが知らされる方式。「Giga File便 v3」って無料オンラインストレージ(無料ファイル転送サービス)が使われてたんですけど、ここ便利ですね。
http://www.gigafile.nu/v3/
これ、1ギガバイトOKなんです。宅ふぁいる便が50MB、firestorageが250MB、ってことを考えると1GBってのはかなり良いのではないでしょうか。しかもアップロードの時、複数ファイルを選択して、後は放置でOK、しかもそのアップロードをしてる最中にもファイル追加を受け付けてくれるってのがまた便利ですよね。まあ今回はアップロード関係ないわけですけど。情報として。
■ASUS TF101を購入
そして、スキャンの納品を待っている間に俺は、ASUS Eee Pad Transformer TF101を買ったんです。価格.comでAmazonが最安値だったので即クリック。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0052BIEHI/replicalove-22/ref=nosim
俺と仲のいい、頭のいい友人は皆、当然iPad2を推薦してくれるのだけど、結局俺はTF101を買ったのでした。なぜかというと……まあ、最たる理由は俺が天邪鬼、ってことですかね。
手に持つ時だけじゃなくてテーブルにおいて使いたい時もあるだろうな、ってのは想像がついたんです。その時キーボードがいい意味でのスタンドになってくれると判断しました。なのでどちらかというと「人前でキーボードから分離させて見せて、おおっとか思わせたい」とかってのは全然なかったですね。っていうか家から外に持ち出さないし。
到着したのでいそいそと開封。取扱説明書が劇的に薄くて小さい。情報量も少なく非常に心もとない感じです。iPadに倣ったんでしょうけど、正直そこは真似ないでいいのになと思いました。
最初に充電しないといけないんですが、パーツがひとつ足りないんです。実際には足りないわけじゃなくて、取扱説明書で2個のパーツとして書いてあるアダプターと充電ケーブルが、繋がった状態で梱包されていたという。まあこれはすぐに気づきました。
■TF101のインターネット接続設定に悩む
充電完了後、電源を入れてみると立ち上がりが早い! 見た目はノートパソコンなのに、起動や反応は携帯電話と同じっていうのが単純にすごいと思いました。タッチスクリーンの動きもなめらか。なんのストレスもありません。
ところがインターネットの接続方法に悩んでしまいました。思ったようにネットに繋がらないんです。取扱説明書にも大した説明がなくて……。結局自宅の無線LANを設定した時に入力したDC9D〜っていう13桁のパスワードを入力するだけだったんですが、なんせ自宅の無線LANの設定なんてしたのいつだったか全然思い出せなかったですからね。設定した時の資料みたいなものも見つからず、結局自宅のノートパソコン(windows)の無線LANの設定を、パスワードを解読するフリーソフトで無理矢理取り出して、やっとネットに繋ぎましたとさ。
ネットに繋がっちゃえばブラウジングはさくさくで、俺の気分もぱっと明るくなりましたとさ。
■Android初体験
俺、スマートフォン使ってないもんで、Androidは初体験だったんです。しかもAndroid3.0。これまた慣れなくていろいろ悩んじゃいました。
まず「アプリケーションを終了する×ボタンがない」ってこと。Windowsだったら「今まで使っていたアプリケーションを終了して、別のアプリケーションを立ち上げる」ってのは当たり前じゃないですか。×ボタンがないから終了できないような感じなんですよAndroid3.0。デスクトップに戻れば別のアプリケーションを立ち上げられるんだけど、履歴を戻るとさっきのアプリケーションはそのまま立ち上がるので、「あ、最小化してただけで裏で動いてたのか」って不安になっちゃう。結局Android3.0はそういうものって割り切るしかないみたいなんですが、「安定して使う為には使わないアプリケーションは必ず閉じてから(じゃないとメモリを食われる)」っていう意識が強い俺にとってはどうにも慣れない感じです。
また、タブレットPC向けに作られたAndroid3.0の市場が、まだまだ全然未成熟ってこともわかりました。スマートフォン用に作られたAndroid2.X用のアプリはたくさんあるんですが、3.0用なんて全然ない! 2.X用のソフトでもだいたい使えるみたいなんですが、縦長に最適化された画面が横長になっちゃって切ない感じです。
しかもfacebookやGoogle+やmixiみたいなwebサービスは、ユーザーエージェントがAndroidというだけで、強制的にスマートフォン用の画面を表示させるんですよね。なのでTF101で見ると、スマホ用のシンプルな画面が横長に伸びている状態です。もう少しAndroid3.0市場(タブレットPC市場)が盛り上がってくれれば、ユーザーエージェントを判別する時も「3.0だからPC用サイトに飛ばそう」ってやってくれるようになるのかもしれません。
■スキャンしたpdfをTF101で読む
さあ、いよいよスキャンしてデータ化した雑誌、漫画を読む時が来ました!
TF101にはSDカードスロットは二つありまして、一つは画面(本体)側にmicroSDカードが、もう一つはキーボード側にSDカードが入ります。とりあえず本体側にpdfの山盛り入ったmicroSDカードを差して、いざ読書です。アプリケーション「MyLibraly」を起動!
まず気になったのは、次のページを読み込むのに時間がかかること! wordで作ったような文字のみのpdfならそんなことないんですが、スキャンした画像たっぷりのpdfだと、次のページへ遷移して1〜2秒くらいピントが合わない状態で待たされます。これは正直がっかりでした。指でめくる動きはスルスルサクサクなのに、なかなかピントが合わない。
でも……実際に読んでみると全く気になりませんでした。現在表示されているページを読んでいる間に、次のページを読み込んでくれるんですね。実際に漫画や雑誌を読み始めてみると、ピントが合わなくてイライラするって瞬間はほとんどありません。次のページへの移動じゃない、まとまったページ数の遷移の時以外、たいへんスムーズに読むことができました。
■SDカードじゃなく本体に保存する
ってやってる間に問題発生。あるところでページ内容が真っ白になってしまって表示されないんです。かといってフリーズしているようでもない。ちょっといじってみると、どうやらSDカードからの読み込みに時間がかかってそうなっちゃってるっぽい。
ということで本体のSSDにデータをコピーすることに。SSDからの読み込みだったら時間はかからないでしょう。「ファイルマネージャー」というエクスプローラのようなもので保存場所を探します。「My document」みたいな名前のフォルダが……ないんですこれが。あれ? どこに保存すりゃいいの?
結局、これは絶対違うだろうと思っていた「sdcard」っていうフォルダがそれに当たる、ということがわかりました。だってSDカードは「Removable」って名前で表示されてますから。なんでSSDの保存フォルダに「sdcard」なんて名称をつけたんでしょうか。よくわかりません。
「sdcard」フォルダの中に「comic」「magazine」フォルダを作り、そこにデータをコピーして、エラーなく読めるようになりました。よかったよかった!
■寝転がって読んで大団円
キーボードをはずしてタブレット型にして、念願の「寝転がって読む」の環境を獲得しました! ……のですが、またひとつ問題が発生しました。ページが大きく表示されるように縦型にして読んでるわけですが、横向きに寝て読もうとすると、画面が縦型から横型に回転してしまうんです。左右に大きな空白があいてページは縮小表示されちゃう。画面を縦長のままロックする方法があるのかもしれませんが、設定画面を見る限り「画面を横長のままロックする」という設定しかなくて……。結局、画面が回転しないギリギリ程度に斜めにして読んでいる俺です(笑)。
でも……全然快適です! 掛け値なしにTF101買って良かった! 雑誌の保存を諦めてスキャンして良かった! ジップロックに入れれば風呂場に持ち込むこともできるし、部屋は片付くし本当に重宝しています。
Re本もTF101も、俺にとってはお金を払う価値のある、すばらしいものでした。十分に満足しています。これを読んでるあなたも是非勇気を出して、部屋で場所をとっている漫画や雑誌をスキャンしちゃいましょう! おすすめです!
■最後に
後日談ですが、ずっと保存してた「捨てられなかった雑誌」って、手軽に読めるようになってもやっぱりそうそう読まないですね!(笑) スキャン直後は懐かしんで読んでましたが、実際にはそんな毎日毎日古い雑誌を読んでるわけでもなくて、その点はデータ化しても変わらなかったなぁ、と思いました。まあそうですよねぇ……。
August 06, 2011
9月6日はクレームの日だから
9月6日を「お店の人ありがとうメールの日」にしたらいいんじゃないかと思うんです。
既にどこかの会社が9月6日をクレームの日と制定していて「クレーム応対検定」とかやってるみたい。たしかに今はクレーム対応ってものすごく重要視されてるもんね。お客さま対応にどれだけ力を注ぐかが勝利の鍵、みたいな風潮でどこの企業もお金をかけてる。
ちゃんとした調査結果を元にしてるわけじゃないけども、肌感覚的に、酷いクレームの話を耳にすることが増えたような気がするのね。突出して我侭な客の対応に、サービス提供側がものすごく苦しめられた、みたいな話を良く聞くようになったような。「酷いクレームの噂話」って言われたら、誰だってきっと一つ二つ思い浮かぶと思う。
酷いクレームまで行かなくても、サービス提供側の落ち度を逃さずに上げ連ねて、普通じゃ得られないこんなお得な体験しちゃった、ってことを自慢してる人も増えたような気がする。「へえ、ラッキーだったじゃん」って思えることも多いんだけど、正直自分がサービス提供側の立場だったら……って考えて返答に窮することもままあります。図々しく生きなきゃ損、ペナルティがないならぎりぎりまで自分の欲を満たしたい……って人をよく見かけるようになった気が、します。あくまで肌感覚ね。
俺はCDレンタル屋だのビジネスホテルのフロントだの、接客業でアルバイトしたりしてたから、「自分がサービス提供側だったら」っていつも考えちゃうのね。そうするとやっぱり、「支払金額に対する真っ当で至極一般的な対価が明らかに得られていない」という場合を除いて、クレームを言おうって気にならないんだよ。「それはそれ、これはこれ」って分けて考えられない。少なくとも自分が言われて嫌だろうと思うクレームは言いたくない。「自分がクレーム受ける側だったら絶対イヤだけど、自分が得する可能性があるなら相手にはクレームをぶつける」っていうダブルスタンダードは俺には無理。そこで辻褄をあわなくしてしまうと、自分の中の自分が狂っちゃうもん。
……っていう「お人好しな俺」アピールはどうでもいいとして。閑話休題。
酷いクレームの話をよく聞くようになって、頭にくる酷い目にあったらお客さまセンターに言ってやろう、ネットに書いてやろうって行動が当たり前に、日常茶飯になってる昨今。あえて「あの店のあの人は良かった!」って思ったことをわざわざメールにしてお客さまセンターに送る、っていうのをみんなでやったらどうか、って思うんだ。
苦情や意見をサービス提供側に直接伝えたりネットに晒したりすることで、酷い対応をした者は反省し(あるいは痛い目にあって)、結果的にはよくなるかもしれない、とは思うんだけど、それってすごくネガティブだと思うんだよね。それを無くす必要はないけれど、ポジティブ側の受け口も用意してやらないと、バランス悪いような気がするんです。
だから9月6日はクレームの日として頭で覚えて、そんでもってあえて「あの店の店員さん、気持ちよかったなぁ」っていう思い出をメールにして送信する日にするのはどうかな。別に直近の出来事じゃなくてもいい、過去の話でもいいから「あの時は嬉しかった」ってことをわざわざ書いて送るの。9月6日は絶対ひとり1通以上、ありがとうのメールを書くことにして、気分良かった思い出のことをわざわざ思い出すんです。なんかあったかなぁ……って。
「嬉しかった」まで具体的じゃなくてもいい。なんてことないけど、いつもテキパキ応対してもらって助かってますとか、あなたがお店に居ると知った顔ってことで少し安心するとか、そんなんでもいい。母の日とか、敬老の日とか、ボスデーとかみたいに、サービスを提供してくれる側の人に気持ちを伝える日にするの。
そんなメールがたくさん集まったら、サービス提供側は絶対嬉しいし、やる気出すと思うんだよね。来年の9月6日にまたメールもらえるように頑張ろうって素直に思える気がする。送った側だって気分がいいし、ポジティブな、みんながwin-winの、幸せな循環ができるような気がするんだよね、1年の1日をきっかけにして。
「お客さまは神様です」なんてよく言うけど、絶対ウソだと思ってる。間違ってると思ってる。だってサービス提供側と客とは支払うお金によってまったく対等な立場になるじゃないですか。対等じゃなかったら売らないか買わないかが発生するわけで。支払うお金と提供されるものが全く同じ価値としてバランスが保たれているなら、その上でなおどちらかが傍若無人にふるまってどちらかがへりくだってひれ伏すなんて、気持ちの悪いことだよ。絶対に対等。それが大前提。
対等っていう前提にたったら、後は人間対人間じゃん? 接客する側にプロ意識を求めるなら、俺も客としてのプロ意識を持ちたい……まで言ったら大げさだと思うけど、相手の立場になって、相手の気持ちを考えて、気持ちよくやりとりしたら気分いいじゃんね。「お客さまは神様です」なんていう大嘘にまどわされて、わざわざ「傲岸なヤな客」にならなくても、人間対人間の部分でいい気分をもたらす存在でありたいよね。
そのきっかけのためにに、年に一度、「お店の人にありがとうメールの日」。いいと思うんだけどなぁ。
こういうのやるとしたら、企業側が言い出すのはヘンですよね。かっこわるい。テレビとか新聞とかが言い出しっぺになってくれたらいいんだけど(そんなポジティブな循環の提案なんてしてくれたことないので)無理なので、公共団体に期待することになっちゃいますかね。
あ……ACかな、やっぱり。
February 03, 2011
文章表現力の問題だ
今、私は大通り沿いを歩いてる……と思ってください。そういう設定です。
1車線ずつの車道の両側に歩道があって、私は左側の歩道を歩いています。ちょっと先に信号のある大きな交差点がありまして、私の目的地は右斜め向こう側なので、到着する為には直進方向と右方向の二度、横断歩道を渡る必要があります。
右を走る車道を見てみると、たまたま車通りがありません。周囲に横断歩道は見当たりませんが、向こう側の歩道にはらくらく渡れそうに見えます。しかし私は、この場で車道を横切ることをせず、交差点に向かって直進します。それはなぜか。交差点まで歩くと何秒かかるのか、交差点の信号が何秒スパンで変わるのかを知らないからです。
私は直進方向と右方向へ二度渡るわけですから、交差点にたどり着いた時、どちらの信号が青だろうと(赤だろうと)、待たずに渡ることができます。渡った後にしばらく待つことはあるかもしれませんが、交差点にたどり着いた途端に赤信号で足止めをくらう、ということはありません。直進方向と右方向のどちらが青信号でもかまわないという、選択の余地があるわけです。これがもし、先ほどの横断歩道のない場所で向こう側に渡っていたら、おおよそ2分の1の確率で足止めさせられていたことでしょう。
先の行動に対しての十分な予備知識がない場合、目の前にある良さげな状況に飛びついてしまわずに、必要な状況で選択の幅を持てるように動いた方が賢いやり方だ、と私は信じています。
……。
……といったようなことを考えながら、遠くの交差点を眺めつつ歩いている俺です。こういう考え方のことを何と呼ぶのか俺は知らないけれども、たぶんこういう考え方には名前があるんだろうな、と考えています。そしてもう一つ、この状況とこの状況を受けての俺のこの考え方を、スマートに説明する文章というのはどんなものだろう、ということを考えています。
図を描いてしまえば一目瞭然なのかもしれませんがそれはしたくありません。できることなら日本語で整然と説明したい。エクセレントな文章表現に憧れているからです。
昔……テキストサイトと呼ばれるタイプのホームページがたくさんあった頃、誰かが発起人になってひとつのテーマで皆が文章を競い合うタイプのイベントがありました。それはお題を受けて、皆が好きなことを書くだけのイベントでしたが、例えばあの頃、自分に気持ちや思い入れに関係なく、一つの事象を、いかにわかりやすく簡潔に伝えられるかという文章表現力のコンテストがあったとしたら、それはそれで面白かったんじゃないか、と思います。面白い文章、印象に残る文章を書くことがもてはやされた時代でしたが、面白みはないけれどもシンプルでコンパクトでイージーな文章で、もれなく必要なことを伝えるっていう競技があったら、チャレンジのし甲斐があったんじゃないだろうか、なんて想像します。
前述の「交差点にたどり着くまでは車道を横切らないという考え方」の話、あなただったらどんな文章で説明しますか? このブログではもうトラックバックは受け付けていないけれども、同じ内容をあなたがいい文章で表現できた時は、よかったら俺に教えてください。前述の説明は、文章表現力の問題なんです。
えっ、俺の前述の説明じゃ意味がわからなかった? ……それは俺の文章表現力の問題ですね。ごめんなさい!
June 03, 2010
友人がTwitterで捕まった
友人が逮捕されて、自分も巻き込まれそうになってるんでちょっと相談に乗ってください。
平たく言うと売春なんですけど。友人が売春の斡旋をやっておりまして、暇な主婦から女子高生まで、希望されるお客さまに情報を提供するってのをTwitterを使ってやってたんですよ。これが評判良くって。友人のやることだし、俺もリツイートして手伝ったりしたんですよ。
そんで友人が売春禁止法違反で捕まった後、友人が「リツイートしてたお前も同罪だろ」って言い出したわけですよ。セックスしてお金を儲けたい人がいて、俺の友人がその情報をネットに出して、それを見た人が勝手に自由恋愛して、勝手に金品の授受を行なって、たまたま情報の斡旋をした友人に謝礼を渡してるって構図なわけですけど、その情報をネットに流すってのが犯罪なら、リツイートしたお前(俺ね)も犯罪じゃねえか、とまあこういうわけです。俺は金も受け取ってないし、そんなのが罪になるかって突っぱねてるんですけどね。あ、ちなみに客になったことはあります(笑)。でもまあそれも自由恋愛の範疇ですからね。相手は若いっぽかったけど。みんなやってることでしょ。誰にも迷惑かけてないです。
っていうか、セックスして儲けたい女がいて、金払ってやりたい男がいて、それを紹介したいやつがいて、三者ともにWin-Winでやってるのに、何が犯罪なのか、って気がしませんか? もともとセックスって崇高ですばらしいものだし、できることなら皆で共有すべきことだと思うんですよ。それを結婚みたいな制約の中だけで楽しめるもの、って決め付けてる法律はクソだと思いますね。法律がクソだから守らない。守る必要なんかないんですよ。クソなんですから。セックスは最高でハッピーなものなわけで、それを真面目ぶった年寄りに制約されたりしたくないですね。
セックスは法的に認められた生涯の伴侶だけのものだ、みたいな権利の囲い込みもどうかと思うんですよ。例えば売春してるのが主婦なら、そりゃあ旦那は最初はいい気分じゃないかもしれないけど、主婦だってセックスして若返って綺麗になるかもしれないし、旦那が疲れて相手できないところの埋め草になってるかもしれないし、場合によっちゃ上手になった夜のテクニックで旦那に奉仕してくれるかもしれない。「こんな素晴らしい女と結婚できた旦那はすごいやつだ」って、旦那自身の評価だって上がる。もちろん女の評価も上がる。しかも家計に臨時収入がもたらされる。つまり旦那にとってもプラスがあるってことじゃないですか。犯罪だからダメって蓋してしまうのはあまりにもつまんないことじゃないですか? 旦那によっては権利を侵害されたってわめき散らすかもしれないけど、根源的にはその旦那の為になってると思いますよ。感謝されこそすれ、非難されるなんて有り得ないぐらい。
っていうかみんな多かれ少なかれやってるでしょう? みんなやってることなら悪いことだって悪くないんじゃないかな。俺の判断基準は「みんなやってるから」。俺を罰するよりまず法律の方を先に変えるべき。少なくとも俺だけが責められるいわれはない。俺が犯罪者だったらリツイートした全員を捕まえろって言いたいですよ。そう、俺より悪いことやってる奴いくらでもいるでしょう。俺は皆がハッピーになることやって誰にも迷惑かけてないのに、古い法律からはみ出してるだけで裁かれるなんてまっぴらなんですよ。
個人のやることだから規模も影響も小さいし。組織だってやってたら叩かれるかもしれないですけどね。個人がちょっと売春の斡旋したからって目くじら立てるこたねえだろ、って思う。むしろそうやって抑えつけることは、セックスっていう人間にとってプリミティブに感動できる快楽に対する冒涜である、とすら思う。制約でがんじがらめにして誰かの管理下に置こうと仕組んだって、セックスの素晴らしさに境界なんてないんだから。
ただ、「捕まったのはお前の友人だろ、あいつだけを悪者にしていいのか」って言われるとちょっとためらうんですよね……。彼が一次で俺が二次、彼は金もらってるけど俺はもらってない。だから全然違うって思うんですけど、まぁTwitter上に流れた情報だけ見ればおんなじですもんね。友人は俺がリツイートすることを当たり前だと思ってたし俺もそう思ってた。彼の一次情報と俺の二次情報に、違いがあるのかっていったら全然ない気もする。それに俺は、彼のやっていたハッピーなことに参加したくてやったわけで、そりゃあ違法かもしれないけど、間違ったことはやってないって思ってます。だから友人が捕まるってのは不本意。でも自分が捕まるのは絶対にやだ。
でも同様のことをして「リツイートした自分も共犯者である」って自首するバカなんて世の中にいるのかな? 俺は一銭ももらってないし、この情報に触れた人はみんなハッピーになってるんですよ? 誰も不幸せになってないんですから。少なくとも友人が捕まったからって俺は自首したり罰を望んだりしないです。感情を抜きにして言えば、悪いのは友人であってリツイートした俺ではないから。友人というか……悪いのは俺ら以外の誰かですよ。たぶん。
どうせそのうち法律も改正されると思いますよ。それが誰にとっても幸せなわけだから。それまで待つ必要もないから先んじてやってるだけで。むしろ時代の先駆者として評価してくれてもいいくらい。っつっても俺はそんなこと望んでなくて、単純にセックスという文化が素晴らしいから、素直に周囲の人に知って欲しくてリツイートしてるだけなんですけどね。
まあ実際には売春の斡旋してる友人なんていないし、俺もそんな情報リツイートしてないし、買春したこともないし、売春を悪くないなんて思わないし、上記の話が全体的にウソなんですけど、ここまで書いた俺の話、どう思いました? 皆さんの意見が聞きたいなぁと思って、盛大にノリノリで嘘を書いてみました。
March 15, 2010
金も払ってないくせにと言われたくない(NHK)
2ちゃんねるや2ちゃんねるのスレッドまとめブログが好きな人というのは、だいたい図々しい人、厚顔無恥な人が嫌いなものだ。「盗人猛々しい」的な振る舞いをする人が嫌いなものだ。だから、図々しい人が被害者顔して救済を求めていたりすると知識を総動員してやりこめたい、懲らしめたいと思う。ネットで匿名で発言している人に、そういう人は多い。
そういう人は自分がそれなりに常識的で、「ちゃんとしてる側の人間だ」みたいな顔しているけど、得てしてNHKの受信料を払っていない。受信料を払わないのは「俺はNHKなんて観ないから」という理由にもかかわらず、12月31日には紅白歌合戦のTwitter実況で盛り上がる。ケータイ大喜利のシステム不良に対して「このぬるい感じがNHKだよねー」と腐す。地震があればチャンネルを変えまくってNHKを観て確認し「民放より遅い」と断罪する。受信料を払っていない理由が「NHKなんて観ないから」なのに、だ。
彼らが「図々しい人が嫌い」なのにもかかわらず、「『NHKは観ない』という理由でNHK受信料を支払わないわけだが、たまに観るNHKの番組に対しては文句を言いたいし、言ったところで特に罪悪感に苛まれない」という、その根拠は何なのか。「みんなそう」だからだ。
……。
……と言うような脳内ツッコミを自分の頭の中に芽生えさせてからずっと、俺はNHKの受信料を支払っている。だって「図々しい行為をしてる自分」が嫌なんだもん。誰から糾弾されるわけでもないのに、糾弾される前の理論武装のひとつとして、俺はNHKの受信料を支払い続けている。
受信料を払い続けて思うことは、「NHKの受信料てば、いくらなんでも、余りにも、法外に、2010年の現在で常識的に考えて、絶対何が何でも間違いなく、高額すぎるよ」ってことですよね。
NHKの受信料を支払ってない人たちは知らない情報かもしれないけど、NHKの受信料って2ヶ月で2,690円だ。……全国的に誰も彼もがこの価格かは知らない。少なくとも俺は2ヶ月に一度この金額を支払っている。
2ヶ月で2,690円、高いですよね? 1ヶ月で1,345円支払うコンテンツ、他に何があります? 少なくとも俺個人は1ヶ月に1,345円分、NHKを観ていない。紅白歌合戦も観ないし、オリンピックも観ないし、地震の時も観ない。ケータイ大喜利ですら少なくとも1年以上観ていない。NHKの番組には魅力がないと感じている。1ヶ月に1,345円支払って手に入れるコンテンツが複数あるなら、俺は絶対にNHKを捨て、別のものを選択する。でも、電波を受信して映るテレビを使用してたら、チャンネルを留めるか否かにかかわらず、NHKに受信料を支払わなきゃならない。これが現在のルールだ。
……おっとっと、待ってください。俺は別に、ここであなたがどっかで仕入れてきた知識をお伺いさせていただいて「こうこうこう言う理由で、支払わなくても大丈夫。っていうか合法。絶対勝てる!」みたいな講釈が受けたいわけじゃないです。「○○って言ったらNHKの人、うまく追っ払えましたよ!(自慢)」みたいな情報を必要としているわけじゃありません。そういう情報は全然要らないから大丈夫です。不要です。念のため。
ただ単に、NHKの受信料2ヶ月2,690円と、その支払方法があまりにも2010年度的じゃない、ということが言いたいだけです。NHK側からの目線で言うところの「心無い人以外はちゃんと支払ってくれている」みたいな仕組みで、いつまでも続けるべきでないのは間違いありません。だってNHK受信料に関して言えば、「いろんな法解釈だの実例の知識だのを行使しない、図々しくできていない人に支えられているシステム」なんだから。正直者が馬鹿を見る、をこの大不況の2010年に誰よりも雄弁に教えてくれるのがNHKです。
なぜ民放と同じ方法で成立させられないのかがわからない。ばんばんCMを流せばいいじゃないですか。政党とか省庁とか天下り先の団体とか、NHKで流すのにぴったりの広告主があるでしょう? そこから存分にお金を取って、そのお金で制作すればできるでしょう? できなくっても今よりコスト削減できるでしょう? 完全に想像で言ってますけど、現在の科学技術だったらそれほどお金をかけずに番組制作できるでしょう? 工夫次第でどうとでもなるところを工夫しないで済ませてるところたくさんあるでしょう、NHK。
もう俺、最近ケータイ大喜利ですら観るのやめちゃったくらいにイヤなんです。ムカついてるんです。NHKに。NHKに毎月毎月、観ていない受信料を支払いたくない。お金を取られる代わりにストレスだけ貯めこまなきゃならない毎日が嫌なんです。毎日毎日不愉快なんです、1ヶ月1,345円支払うのが! 不幸せなんです! テレビ置いてるだけで利用しないコンテンツ料金を支払わなきゃならないのが! 馬鹿馬鹿しくて不愉快で、苛々して腹立たしくて病気になりそうなんですよ! 嫌で嫌で嫌で嫌でしょうがないんです! 毎月毎月毎月毎月利用しないコンテンツ料を支払うのが! 嫌なんです! もう気が狂いそうなんですよ腹立たしくて! NHKのおかげで! NHKのお金の取り方のせいで、心の安寧が奪われて毎日が不幸に感じられて仕方が無いのです! 月に! 1,345円あったら! 一体! ほかの! どんな! 面白い! コンテンツが! 享受できるかと考えると! 胸が! 張り裂けそうなんです! 頭にくる! 身震いするほどの怒りが俺の身体を焼き尽くす! NHKは! 俺を不幸にする団体だ!
……と、つい怒りで取り乱してしまったフリをしちゃうぐらいに、NHKの受信料が高額過ぎると思っています。テレビを所有するだけで一方的にこんな契約をしなきゃならないのは理不尽ですよね。でも何かを発言して「受信料も払っていないくせに」とツッコミを食らうのも嫌なんです。
俺の思いつく解決方法なんて、「どう調整してもNHKが絶対に映らない、NHKからの電波を映像に絶対に変換できないテレビ」を作ってもらうことぐらいです。大手電機メーカーは利権の問題で絶対にやってくれないでしょうね。地デジチューナーを開発してくれる小規模メーカーだったら、なんとか可能ではないでしょうか。
