August 29, 2011

漫画と雑誌をスキャン業者でデータ化して捨て、タブレットPCで読む

■一念発起
部屋も片付かないし漫画と雑誌を捨てようって決めたんだよね。でも読み返したくなった時のことが怖い。だからデータ化することに決めたんです。

で、スキャナを買ったのが2年くらい前。オートでスキャンしてpdfは作ってくれるものの、断裁をはじめとしてやっぱりなんだかんだ手間なんです。せっかくスキャナ買ったのに全然進まなかった。しかも「寝転がって読む」ってのが俺の読書スタイルなんですが、pdfを読むならやっぱりパソコンの前に座る必要があって、それもストレスだったんですよね。やっぱりiPad的な機械を買わないと。

そんで一念発起して、「業者に発注して漫画と雑誌をデータ化する」「寝転がって読めるような機械を買う」というふたつを決めたんです。

■スキャン業者に雑誌と漫画を送る
スキャン業者は「Re本」ってところに決めました。
http://www.fba-works.com/scan24/
決め手は「他社じゃ嫌がる雑誌のスキャン、当社は大歓迎です」みたいなことを書いてたこと。俺自身、自分でスキャンする際、雑誌のページ同士が張り付いちゃうのがものすごく難儀だったし、雑誌のスキャンは値段が別って企業も多いんです。「雑誌まかせて」っていうスタンスの表明は、俺にとってもアドバンテージになりました。

で、5月のゴールデンウィークにダンボールに詰めて送って、1ヶ月前後かかるコースを選択。特に急ぎじゃなかったんだけど1ヶ月経っても届かず、メールで問い合わせてみたら「震災関連の影響で遅れている。もう1ヶ月待って欲しい」との返信。その間、サイトもメニューも一新されてしまい、俺の選んだコースはなくなってました。結局pdfでデータ納品されたのは結局7月末。約3ヶ月……まあ、急ぎじゃないわけだし全然かまわないけどもね。

俺は1冊95円のメニューに以下のようなオプションをつけて頼んだんだよね。
・A4サイズ
・24bitカラー
・OCRなし-ファイル名変換なし
・カバースキャンなし
・再スキャン無料(納品後30日以内の再スキャン無料)
そんで50冊で6650円(1冊133円だった)。でも今はメニューが変わって1冊100円が基本コースになり、勝手に以下のサービスがつくみたい。
・A4サイズ
・カラーまたは256階調グレースケール
・OCRあり
・ファイル名変換あり
・カバースキャンあり
・再スキャン無料(納品後30日以内の再スキャン無料)
・Kindle又はReaderのチューニング(余白トリミングなど)
・納期の保証付き(24時間、72時間、5営業日の保証あり)
実際、納品された後ファイル名をちまちま付けていくのはかなり面倒だったので、1冊100円でそういうの全部やってくれるようになったのはかなりの改善だよね。今の方がいい。ただ、俺が待たされてる間に「納期の保障付き」ってサービスが始まったのは若干解せないけど……。まあ、急ぎじゃなかったから全然いいんだけどね……。

■データ納品に使われたGiga File便がいい感じ
データの納品はメールでダウンロードURLが知らされる方式。「Giga File便 v3」って無料オンラインストレージ(無料ファイル転送サービス)が使われてたんですけど、ここ便利ですね。
http://www.gigafile.nu/v3/
これ、1ギガバイトOKなんです。宅ふぁいる便が50MB、firestorageが250MB、ってことを考えると1GBってのはかなり良いのではないでしょうか。しかもアップロードの時、複数ファイルを選択して、後は放置でOK、しかもそのアップロードをしてる最中にもファイル追加を受け付けてくれるってのがまた便利ですよね。まあ今回はアップロード関係ないわけですけど。情報として。

■ASUS TF101を購入
そして、スキャンの納品を待っている間に俺は、ASUS Eee Pad Transformer TF101を買ったんです。価格.comでAmazonが最安値だったので即クリック。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0052BIEHI/replicalove-22/ref=nosim

俺と仲のいい、頭のいい友人は皆、当然iPad2を推薦してくれるのだけど、結局俺はTF101を買ったのでした。なぜかというと……まあ、最たる理由は俺が天邪鬼、ってことですかね。

手に持つ時だけじゃなくてテーブルにおいて使いたい時もあるだろうな、ってのは想像がついたんです。その時キーボードがいい意味でのスタンドになってくれると判断しました。なのでどちらかというと「人前でキーボードから分離させて見せて、おおっとか思わせたい」とかってのは全然なかったですね。っていうか家から外に持ち出さないし。

到着したのでいそいそと開封。取扱説明書が劇的に薄くて小さい。情報量も少なく非常に心もとない感じです。iPadに倣ったんでしょうけど、正直そこは真似ないでいいのになと思いました。

最初に充電しないといけないんですが、パーツがひとつ足りないんです。実際には足りないわけじゃなくて、取扱説明書で2個のパーツとして書いてあるアダプターと充電ケーブルが、繋がった状態で梱包されていたという。まあこれはすぐに気づきました。

■TF101のインターネット接続設定に悩む
充電完了後、電源を入れてみると立ち上がりが早い! 見た目はノートパソコンなのに、起動や反応は携帯電話と同じっていうのが単純にすごいと思いました。タッチスクリーンの動きもなめらか。なんのストレスもありません。

ところがインターネットの接続方法に悩んでしまいました。思ったようにネットに繋がらないんです。取扱説明書にも大した説明がなくて……。結局自宅の無線LANを設定した時に入力したDC9D〜っていう13桁のパスワードを入力するだけだったんですが、なんせ自宅の無線LANの設定なんてしたのいつだったか全然思い出せなかったですからね。設定した時の資料みたいなものも見つからず、結局自宅のノートパソコン(windows)の無線LANの設定を、パスワードを解読するフリーソフトで無理矢理取り出して、やっとネットに繋ぎましたとさ。

ネットに繋がっちゃえばブラウジングはさくさくで、俺の気分もぱっと明るくなりましたとさ。

■Android初体験
俺、スマートフォン使ってないもんで、Androidは初体験だったんです。しかもAndroid3.0。これまた慣れなくていろいろ悩んじゃいました。

まず「アプリケーションを終了する×ボタンがない」ってこと。Windowsだったら「今まで使っていたアプリケーションを終了して、別のアプリケーションを立ち上げる」ってのは当たり前じゃないですか。×ボタンがないから終了できないような感じなんですよAndroid3.0。デスクトップに戻れば別のアプリケーションを立ち上げられるんだけど、履歴を戻るとさっきのアプリケーションはそのまま立ち上がるので、「あ、最小化してただけで裏で動いてたのか」って不安になっちゃう。結局Android3.0はそういうものって割り切るしかないみたいなんですが、「安定して使う為には使わないアプリケーションは必ず閉じてから(じゃないとメモリを食われる)」っていう意識が強い俺にとってはどうにも慣れない感じです。

また、タブレットPC向けに作られたAndroid3.0の市場が、まだまだ全然未成熟ってこともわかりました。スマートフォン用に作られたAndroid2.X用のアプリはたくさんあるんですが、3.0用なんて全然ない! 2.X用のソフトでもだいたい使えるみたいなんですが、縦長に最適化された画面が横長になっちゃって切ない感じです。

しかもfacebookやGoogle+やmixiみたいなwebサービスは、ユーザーエージェントがAndroidというだけで、強制的にスマートフォン用の画面を表示させるんですよね。なのでTF101で見ると、スマホ用のシンプルな画面が横長に伸びている状態です。もう少しAndroid3.0市場(タブレットPC市場)が盛り上がってくれれば、ユーザーエージェントを判別する時も「3.0だからPC用サイトに飛ばそう」ってやってくれるようになるのかもしれません。

■スキャンしたpdfをTF101で読む
さあ、いよいよスキャンしてデータ化した雑誌、漫画を読む時が来ました!

TF101にはSDカードスロットは二つありまして、一つは画面(本体)側にmicroSDカードが、もう一つはキーボード側にSDカードが入ります。とりあえず本体側にpdfの山盛り入ったmicroSDカードを差して、いざ読書です。アプリケーション「MyLibraly」を起動!

まず気になったのは、次のページを読み込むのに時間がかかること! wordで作ったような文字のみのpdfならそんなことないんですが、スキャンした画像たっぷりのpdfだと、次のページへ遷移して1〜2秒くらいピントが合わない状態で待たされます。これは正直がっかりでした。指でめくる動きはスルスルサクサクなのに、なかなかピントが合わない。

でも……実際に読んでみると全く気になりませんでした。現在表示されているページを読んでいる間に、次のページを読み込んでくれるんですね。実際に漫画や雑誌を読み始めてみると、ピントが合わなくてイライラするって瞬間はほとんどありません。次のページへの移動じゃない、まとまったページ数の遷移の時以外、たいへんスムーズに読むことができました。

■SDカードじゃなく本体に保存する
ってやってる間に問題発生。あるところでページ内容が真っ白になってしまって表示されないんです。かといってフリーズしているようでもない。ちょっといじってみると、どうやらSDカードからの読み込みに時間がかかってそうなっちゃってるっぽい。

ということで本体のSSDにデータをコピーすることに。SSDからの読み込みだったら時間はかからないでしょう。「ファイルマネージャー」というエクスプローラのようなもので保存場所を探します。「My document」みたいな名前のフォルダが……ないんですこれが。あれ? どこに保存すりゃいいの?

結局、これは絶対違うだろうと思っていた「sdcard」っていうフォルダがそれに当たる、ということがわかりました。だってSDカードは「Removable」って名前で表示されてますから。なんでSSDの保存フォルダに「sdcard」なんて名称をつけたんでしょうか。よくわかりません。

「sdcard」フォルダの中に「comic」「magazine」フォルダを作り、そこにデータをコピーして、エラーなく読めるようになりました。よかったよかった!

■寝転がって読んで大団円
キーボードをはずしてタブレット型にして、念願の「寝転がって読む」の環境を獲得しました! ……のですが、またひとつ問題が発生しました。ページが大きく表示されるように縦型にして読んでるわけですが、横向きに寝て読もうとすると、画面が縦型から横型に回転してしまうんです。左右に大きな空白があいてページは縮小表示されちゃう。画面を縦長のままロックする方法があるのかもしれませんが、設定画面を見る限り「画面を横長のままロックする」という設定しかなくて……。結局、画面が回転しないギリギリ程度に斜めにして読んでいる俺です(笑)。

でも……全然快適です! 掛け値なしにTF101買って良かった! 雑誌の保存を諦めてスキャンして良かった! ジップロックに入れれば風呂場に持ち込むこともできるし、部屋は片付くし本当に重宝しています。

Re本もTF101も、俺にとってはお金を払う価値のある、すばらしいものでした。十分に満足しています。これを読んでるあなたも是非勇気を出して、部屋で場所をとっている漫画や雑誌をスキャンしちゃいましょう! おすすめです!

■最後に
後日談ですが、ずっと保存してた「捨てられなかった雑誌」って、手軽に読めるようになってもやっぱりそうそう読まないですね!(笑) スキャン直後は懐かしんで読んでましたが、実際にはそんな毎日毎日古い雑誌を読んでるわけでもなくて、その点はデータ化しても変わらなかったなぁ、と思いました。まあそうですよねぇ……。

Posted by dk at August 29, 2011 12:01 AM
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