俺は転校ってしたことないけど。子供の頃の話ね。転校に際して寂しいとか行ってるのは、実は送り出す側だけなんじゃないかしら。転校する子本人は、まだ子供だし不安でいっぱいなんじゃないかしらねぇ、とか思う。
テレビドラマや映画だけじゃなく、シングル曲のビデオクリップにも転校っていうシチュエーションは使われるよね。主人公が淡い思いを寄せている相手が突然転校してしまうと知る。走る主人公。たどりつくとちょうど引越しの荷物を積み終えたところ。主人公は思い出の品となるプレゼントを渡す。交わす言葉も少ない別れ。走り去るトラックを見守る主人公(場合によっては泣きながら追いかけても可)。エンディングは数年後、思い出の品を持った相手が主人公の前に現れる……みたいなさ。
転校して、想っていた相手と毎日会うことができなくなる寂しさ。手紙出すねって言葉だって、信じないわけじゃないけど心細い。物理的な距離を考えるだけで圧倒される。毎朝登校するだけで、当たり前のように好きな相手に会える環境って、なんて贅沢だったんだろう……なんてことを考えるんだと想うんですけど。
でも大人になった今だと、会おうと思えばいつだって会えるような気がしてしまう。現代になった今だと、引越し中からずっと、リアルタイムでメールの交換したりして。寂しいのは寂しいけど、本人たちがその気なら大した金額を費やさずにずっとコミュニケーションがとれる時代なわけで。
もしかしたら転校って言葉の甘酸っぱいノスタルジー感も、20年前に比べたら少しだけ薄れちゃってるのかなぁ、なんて心配したりしてね。

トゥルーラブストーリー〜恋のように僕たちは〜/仲間由紀恵
1st.アルバム『遠い日のメロディー』収録
仲間由紀恵のセカンドシングルかな? プレイステーション用ゲームソフト「トゥルーラブストーリー」のテーマソングでもあるんだけど。これがもう猛烈な名曲で。メロディも美しいし歌詞も淡くて青くてせつない。恋愛になんて全然届かない、「気になるアイツがいなくなってしまう」ぐらいの距離感が素晴らしいんだよね。これは本当に名曲だと思います。俺のアイドルベストMDに収録決定。
その「トゥルーラブストーリー」ってゲーム自体が転校をテーマにした作品だったんだけど、もしかしたらこういうのに気持ちを動かされるのは俺みたいなオッサンだけなのかもしれないなぁ、とか思ったり。そのゲームにも仲間由紀恵の曲の中にも、俺の経験してきた恋愛体験のような事実は一切出てこないんだよね。俺の経験したことのない、転校とそれに付随する甘酸っぱい思いだけ。
これ読んでる人の中に、春になったら転校が決まってる人もいるのかしら? もし良かったら、今のあなたの気持ち、俺に聞かせてください。一人ラジオやる時に紹介させてもらいますんで。
宍戸留美というアイドルが居る。アイドルとしか呼べない存在だ。まさにアイドル。タレントでもミュージシャンでも流行歌手でもない。アイドル。
ぶっちゃけ、顔はそれほどでもない。俺の守備範囲外ってだけでなく、系統としては天下を取るほどの美貌ではなかったと思う。熱烈なファンでも「顔がセカイイチ可愛い」と思っていたかどうか疑問だ。アイドルとしては十人並みかそれ以下。
でももの凄い魅力があったんだろうね。表舞台で大人気のひっぱりだこだった、って話は聞いたことないけど、いつもなんだかんだ地味に各界の文化人に取り上げられて、マネージャーやプロダクションに頼ることなく、独立したアイドルとして今も活躍している。
彼女のことを考えるといつも、なんだろ、アイドルって文字通り「偶像」、魅力のぎっしり詰まったカリスマなんだなぁ、って思う。理屈じゃなく人をひきつける魅力。俺ら一般人は自分たちで取捨選択しているようで、その実あらがうことのできぬ強い強い力にひっぱられているだけ。アイドルってのはそういう有難い存在なんだなぁって思うよ。拝んどけばご利益があるかも、みたいな。「待ってました、この期間すごくドキドキしてました」ってのが返事ですよ。
正直俺、宍戸留美なんて好きじゃない。なんだよ「ルンルン」って。タレントとしてもフォトジェニックとしても中途半端で。声優業だの自らのプロデュース業だのなんて、アイドルに必要なスキルじゃない。ってかフツーに顔が苦手だ。
だけど……やっぱり彼女の力が才能をひきつけるんだろうね。彼女には空前の名曲「プンスカ」がある。しかも作詞作曲に宍戸留美本人が参加しているという驚き!
もう、この曲の名曲っぷりといったらない! 全く色褪せない黄金のアイドルポップス。むしろ挿入されている「展覧会の絵」を超えている!
実は俺、セカンドアルバム『プンスカ』持ってないのよ。音源を持ってないばっかりに愛情は強まるばかり。長いこと、本当に長いこと探して歩いてるんだけど中古屋でお目にかかったことがないんだよなぁ。見つけたら絶対買う。5,000円でも10,000円でも買うよ。
他にも「ハートにリンス」とか「ピンクのラフレシア」とか名曲はあるんだけどさ、究極のアイドルMDを作るんだったら絶対に「プンスカ」だねぇ。この曲の素晴らしさを一人でも多くに知ってもらうために尽力したいもん。
俺、宍戸留美ぜんぜん好きじゃないんだけどさ。この曲がある限り、否定はできないよね。俺にとってアイドルってそういう存在なわけ。

っていうかさ、昨今の再発ブーム、こういう名曲を掘り起こして欲しいわけよ。猛烈に価値あると思うんだけどなぁ。
アイドル歌謡曲が好きだ。アイドルの歌う歌が好きだ。
そのアイドルの人気など俺には無関係だ。水着での露出も無関係。バストの大きさなんてもってのほか。髪型も服装も何一つ関係ない。俺はアイドルの歌う歌が好きなのだ。
でもここで「顔も無関係。ブスでもいい」って言ったらそれは嘘だ。それではアイドル歌謡曲じゃないからね。
俺はアイドル歌謡曲を追い求めて行くことに決めた。俺の知識はアイドルマニアの人々に比べて全然知識ないし、お金かけてCD蒐集するつもりもない。中古CD屋で見切り品になってるものを買って来て聴く程度だ。だが、いい曲だけをお伝えしていきたい。
栄えある1曲目はパフュームの「おいしいレシピ」だ。セカンドマキシシングル『モノクロームエフェクト』に収録されているのだが、これが最高。がちゃがちゃしたビート感もチープぎりぎりのラインにまとまってる。しかもね、さっきまでサビだと思って納得してたものが実はサビ前のメロだったと後から知らされる脅威の二重構造なんですよ、この曲! いやもう、ホント聴いて驚いて惚れて欲しいです。
この企画。究極の編集MDが完成するまで続けるよ。飽くなき探求者となって、21世紀のアイドル歌謡曲ベストMDを作って見せるから。ロックマニアの方もポップスマニアの方も納得させて見せますから。楽しみにしててください。
コメント
MD、なんですか(笑)
iPodとかMP3プレイヤの類だと際限なく入れられるからベストとしては適さないし、
かといって「ベストCD-R」てのも、なぁんか据わりが悪い?
んーとなるとMD、になるのかなぁ。
最近は大容量メディアや圧縮等の技術によって、昔のカセットテープみたいに限られた時間内で如何に厳選し収めるか、
というような事をあまり考えたりしなくなったなぁ。
と、ふと思いまして。すいません、それだけです…。
Posted by: yoda : May 24, 2004 11:53 PM
いいところ突っ込みますね! まさに、です。
作るとしたらCDなんです。でも「究極のCDを作る!」ってなんか微妙に意味が通じない、みたいなところあるじゃないですか。なのでMD。なのです。
ちなみに俺、MD持ってません。
いや嘘。持ってたわ。パソコンに繋いで編集できるヤツ。ソニーの。VAIOのはしり。使ってないなぁ。押入れの奥底です。
コメントありがとうございます!
Posted by: dk : May 25, 2004 04:11 AM
カセットテープで厳選と言えば、高校の頃にLUNA SEAのライヴっぽいベストなんてのを120分で作ってたことあったような(笑)。前半は自分なりに満足してた割に、後半がダメダメだったって思い出。友達にあげちゃったから、曲順覚えてないけど。
懐かしいついでにカセットテープというと、一番最初に買ったのは宮沢りえの曲だった気がする。今思うと、なぜ宮沢りえだったのか…。
Posted by: いづみ : May 27, 2004 10:10 PM
俺自身は曲入りの「カセットテープアルバム」って買ったことないんですけど、ありましたよねぇ。長渕剛のカセットが家にあった記憶が。歌詞カードがうまいこと畳み込まれてるんですよね。
俺も長いテープに好きな曲を詰め込みまくるってやってたなぁ。でも最初にそれやったの……ニューロティカだった気がする。修豚哀歌IIで終わるの。
Posted by: dk : May 29, 2004 02:44 AM